日本全国には約2800箇所以上の温泉があるそうで、日本人ほど温泉好きの国民はいないと言われています。そんな温泉好きな一人の温泉ファンとして全国の温泉・秘湯・露天風呂や温泉宿など温泉情報を盛りだくさん紹介しています。是非、温泉旅行や観光旅行に行くときの参考にしてくださいね。
大阪から中国自動車道で約90分、美作ICを降りて車で約10分の岡山県美作市に「美作三湯」の1つ『湯郷温泉(ゆのごうおんせん )』があります。
奥津温泉、湯原温泉の「美作三湯」のなかでも最も賑わいをみせており、30軒ほどの旅館・ホテル・民宿等が共同浴場の「湯郷鷺温泉館」を中心に広がっています。
美作は、「京阪神の奥座敷」として賑わいを見せており、素朴な町に大型旅館が点在し、周りには観光農園やラグビー場、サッカー場など、豊かな自然に囲まれた温泉地です。
湯郷温泉の開湯は今から約1200年前、貞観2年(860年)、比叡山延暦寺の高僧、円仁法師が足の傷を癒していた白鷺を発見したのが始まりと伝えられており、別名「鷺の湯」。
温泉街の一角には、円仁法師と白鷺の像が建てられていて、その円仁法師が見つけたお湯が、現在の共同浴場「湯郷鷺温泉館」となっていて、13軒の旅館と共同浴場で使える湯めぐりコースター(宿泊者限定)を求めて気軽にまわってみるのも楽しいですよ。
湯郷温泉は、大浴場の他に超音波風呂や気泡風呂など多彩な独自の源泉を持つ湯宿が揃っていて、1000年以上湧き続けるお湯が全身を包み込んでくれます。
美作は美作牛を初め、旬の山の幸は美味、特に秋の味覚の王様“マツタケ”の産地として有名。
また、吉野川の清流で獲れるアユや、日本海と瀬戸内から運ばれる魚介類など趣向を凝らした料理も堪能できます。
泉質:ナトリウム・カルシウム塩化物泉/塩化物泉
効能:消化器系疾患、神経痛、リウマチ、貧血症、婦人病、皮膚病、創傷など
所在地:岡山県美作市湯郷
アクセス: JR姫新線「林野駅」から「岡山行」のバス約10分「湯郷温泉」下車、徒歩3分
問い合わせ先:湯郷温泉観光協会(0868-72-0374)
岡山県 湯郷温泉周辺の温泉宿
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『吉備路温泉(きびじおんせん)』は、平成15年7月に新規オープンした国民宿舎「サンロード吉備路」に湧く温泉。
和風の岩風呂と洋風の大理石風呂の2つの趣異なる大浴場は、男女日替わりで利用可能で、併設の露天風呂も広々とした開放感にあふれています。
清潔な湯殿には、硫黄成分を含む癒しの湯、反射整体学の技術を習得したスタッフによるアロマ整体などのリラクゼーションスペースも完備されています。
心身の疲れをじっくり取ることができ、オープン以来、多くの来訪者を迎え続ける岡山の人気温泉です。
緑豊かな自然の中に天然温泉が湧き出る国民宿舎「三ロード吉備路」が建つ。
観光では「備中国分寺」や「作山古墳」など、貴重な史跡や名所があり、桃太郎伝説発祥の地と言われる「鬼ノ城」や、水墨画で知られる画聖・雪舟が幼少期を過ごした「宝福寺」など見どころもいっぱいです。
特別天然記念物タンチョウヅルの保護施設「きびじつるの里」にも隣接し、岡山観光の拠点にぴったりの温泉地です。
また、人気の倉敷チボリ公園や美観地区へも車で約20分で、ゆっくり滞在して少し足を延ばせば、旅のプランがますます広がりますね。
泉質:含硫黄−弱放射能温泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、打ち身、慢性消化器病、痔疾など
[アクセス]
山陽自動車道「倉敷IC」より約10分
吉備路温泉 国民宿舎 サンロード吉備路
◇ 倉敷・総社・玉野・笠岡
◆ 平成15年7月新規オープン。全国国民宿舎客室利用率第2位の噂の宿です。
岡山県の温泉・お風呂
湯原温泉郷(美作三湯) | 奥津温泉(美作三湯) | 湯郷温泉(美作三湯) | 岡山県南部の温泉 | 岡山県北部の温泉 | 東吉備高原温泉
美人の湯として知られる『奥津温泉(おくつおんせん)』は、岡山県苫田郡鏡野町、中国山地の南麓にある吉井川の奥津渓谷に湧く温泉。
岡山県北部の中国山地に連なる湯郷温泉、湯原温泉と合わせて「美作三湯」とも呼ばれる名湯で、「日本観光地百選」にも選ばれた歴史ある温泉地で、江戸時代には津山藩主・森忠政が「鍵湯」という専用の湯治場でした。
吉井川に架かる奥津橋を中心に温泉街が広がり、河原には自然の露天風呂が2ヶ所あり、そのうちの1つが名物「足踏み洗濯」で知られる「洗濯湯」。
かつては奥津温泉周辺は熊や狼が多く、洗濯中に熊や狼に襲われないよう見張るために立ったまま洗う「足踏み洗濯」の風習があり、今は、かすりの着物に、姉さんかぶりの女性たちが「奥津小唄」に合わせて洗濯物を足で踏んで洗う「洗濯湯」は奥津温泉の観光名物。
奥津温泉の湯は、美人の湯、美肌の湯として女性に人気が高く、入浴後は白くすべすべの肌になれると評判の湯。
コーセーなどの化粧品メーカーが化粧水などの原料に使うほど、泉質の良さは折り紙付き。
奥津温泉街の下流の名勝「奥津渓」には、数10万年の歳月を要して自然が作りだした「東洋一の甌穴(おうけつ)」があり、四季それぞれの風情を楽しめます。
また、藤原審爾(しんじ)の小説『秋津温泉』の舞台としても有名で、昭和37年には、女優の岡田茉莉子主演で映画化もされ、ロケも行われました。
奥津温泉街では湯巡手形を発行していて、各旅館が保有する源泉は微妙に違うため、これを利用すれば奥津温泉巡りを楽しめますよ。
アクセス:JR津山線「津山駅」から「奥津温泉行」バスで約50分「奥津温泉」下車
山陰本線倉吉駅より高速バス「ビッグバード号」神戸・大阪行きで約45分
上齋原振興センター前で中鉄バス津山行きに乗り換え約15分
泉質:アルカリ性単純泉
泉温:35〜44度
効能:神経痛、リウマチ、婦人病、皮膚病、筋肉痛、五十肩、胃腸病、美肌、婦人病など
所在地:岡山県苫田郡鏡野町奥津
問い合わせ先:奥津温泉観光協会(0868-52-0610)
奥津温泉の宿
奥津温泉 河鹿園
閑静にして優雅、日本情緒あふれる宿。美人の湯のあとは、館内ギャラリー美の館・色紙の館・詩の館で古きよき奥津をお散歩して下さい。
湯郷、奥津、湯原を合わせて「美作三湯」とも称される「湯原温泉(ゆばらおんせん )』は、足(たる)温泉、真賀温泉、郷緑温泉、下湯原温泉、湯原温泉などからなる「湯原温泉郷」の中心地。
蒜山高原(ひるぜん)を源とし、中国山地の山懐を流れる旭川沿いに湧く湯原温泉は、毎分3000リットル以上の湧出量を誇り、老舗旅館では源泉掛け流しを楽しめる宿もあります。
温泉街では大小さまざまに近代的なホテルから老舗旅館までが揃い、野趣あふれる露天風呂を持つ宿も多く、雄大な蒜山高原に源を発し、岡山市で児島湾に注ぎ出る旭川が、山肌迫る谷あいを流れる湯原温泉周辺では、高さ110メートルと中国地方一の名瀑「神庭(かんば)の滝」を初め豊かな渓谷美を誇っています。
その旭川を中心に元禄時代創業の老舗旅館や射的場、土産物屋が建ち並び昔ながらの温泉街を形成している湯原温泉。
シンボルは、川底からこんこんと湯が湧き続ける混浴の共同露天風呂「砂湯」。
もちろん、お湯は源泉かけ流しで、露天風呂番付では西日本の横綱と評されています。
混浴で仕切りもないが、湯原を訪れたらぜひ一度は立ち寄りたい場所ですね。
水着着用はできないですが、辺りが薄闇になると女性の姿もちらほら見かけます。
湯原温泉は、米子自動車道・湯原ICから5分とアクセスも便利で、関西を中心に人気の温泉地です。
泉質:アルカリ性単純泉/単純温泉
泉温:49度
効能:慢性リウマチ、神経痛、筋肉痛、神経炎、運動器障害、不眠症、動脈硬化
所在地:岡山県真庭市湯原町
アクセス:JR姫新線「中国勝山駅」から「湯原温泉」または「蒜山行」のバス約35分「湯原温泉」下車
問い合わせ先:湯原観光協会(0867-62-2526)
湯原温泉周辺の宿
湯原温泉 八景
西日本一といわれる砂湯の真向いに建ち、山あいの宿らしく、たっぷりの野菜とやわらかいお湯。
湯原温泉 油屋
創業元禄年間当温泉随一の老舗。客室は全て清流旭川に面し閑静。館内露天風呂“桃源の湯”“天来の湯”食湯館と充分に湯原の湯をお楽しみ下さい。
湯原温泉 ホテル双葉荘
旭川沿いに位置し、四季の移り変りのすばらしい眺望が楽しめる野趣ゆたかな露天風呂は、貸切りで、ゆっくりご入浴頂けます。
湯原温泉 湯の蔵つるや
近代和風蔵造りの宿。男女共に露天風呂を備えた大浴場は男女入替制です。個室風呂と3つの貸切露天風呂が有ります。女性のお客様に浴衣のセレクト可。
湯原温泉 くつろぎの宿輝乃湯
本格温泉にくつろぎのスペース、きめ細かなサービスと心のこもったおもてなし。
湯原温泉 森のホテルロシュフォール
近隣に大山国立公園、蒜山高原と自然に恵まれた位置にあるリゾートホテル。ゴルフ、テニス、つり堀等のスポーツ施設、又、ジャグジー、サウナもある。
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