埼玉県『和銅鉱泉』秩父七湯のうちで最も古い歴史を持つ温泉

秩父七湯のうちで最も古い歴史を持つ『和銅鉱泉』は、わが国最初の銅坑跡、和銅遺跡の近くにある一軒宿「和銅鉱泉旅館　和どう」の温泉。

武田信玄が和銅金山の採掘を開始した当時に、本格的に開湯したとされ、現在まで「和どう」に受け継がれてきました。

泉温は約10度の冷鉱泉で、泉質は、弱アルカリ性低張性冷鉱泉、効能は神経痛、リュウマチ、冷え性、皮膚病、ストレス、切り傷、常習便秘などに効能があり、昔から周辺の人々が目薬や切り傷の薬として使用していたと伝えられており、別名「薬師の湯」とも呼ばれる。

薬師の湯には樹齢ニ千年の古代檜を使った木風呂「檜扇」と秩父地方で産出される秩父蛇紋岩を敷き詰めた岩風呂「岩鏡」があり、渓流沿いに建つので湯船より自然の風情を楽しめて、４月頃より羊山公園の芝桜の群生が一面に広がるのも見ものですよ。

「和どう」は、SL列車の運行でも知られる秩父鉄道「黒谷駅」より南東へ約1km、日本最初の銅坑跡「和銅遺跡」まで徒歩約15分の場所にあり、東京都心から特急を使って2時間余り。

噴煙を上げながら駆け抜けるSL列車の時間の流れと喧騒を超越した空間で、旅情と豊かな秩父の自然と歴史に育まれた名湯に身を委ねるのもいいですね。


泉質：弱アルカリ性低張性冷鉱泉
効能：神経痛、リウマチ、冷え性、皮膚病、ストレス、創傷、便秘

アクセス：関越自動車道 花園ICで下り、国道140号を秩父方面へ、黒谷駅からは約1km
秩父鉄道 黒谷駅下車、徒歩で約10分

古い歴史を誇る「秩父七湯」の一つに数えられる古湯。
弱アルカリ性。
メタほう酸を豊富に含み、洗浄・消毒効果が高い名湯だ。
横瀬川を見下ろす宿自慢の湯殿で、今も昔も変わることのない薬湯の効能をじっくりと享受したい。

和銅温泉　和銅鉱泉湯の宿和どう