北海道『旭岳温泉（あさひだけおんせん）』−大雪山の主峰旭岳の中腹標高1,050mの高所に湧く温泉

『旭岳温泉（あさひだけおんせん）』は、「北海道の屋根」大雪山連峰の中でもひときわ高く、大雪山の主峰で標高約2,290ｍの旭岳の西側中腹、尾根が手が届きそうなくらい近くに見える標高約1,050mの高所にある温泉。

旭岳温泉はかつて「勇駒別温泉（ゆこまんべつおんせん）」と呼ばれていたこともあり、ホテルの庭では高山植物のミズバショウが見られるほどの高地に湧く温泉で、山頂に向かうロープウェーに乗れば、夏でも手軽に雪に触れることができます。

宿泊施設は山間に点在し、温泉街を形成しているわけではないが、自家源泉を有するところが多く、豪華なリゾートホテルから洒落た造りのロマンチックなロッジ、歴史を感じさせる山小屋風までさまざま。

大雪山をはさんで東側にある層雲峡温泉の華やかな繁華街とは対照的で、一帯はその昔、アイヌの人々が「カムイミンタラ（神々の遊ぶ庭）」として守り続けてきた聖地にある野趣に満ちた景観を作り出しています。

旭岳温泉の湯は、すこし緑がかった透明な湯で、肌ざわりがさらさらしてクセがなく、誰でもすぐに親しむことができると評判で、その泉質の良さを証明するように多くの登山客や観光客に愛され、遠方からのリピーターも多いようです。

旭岳温泉は、高山植物が咲き出す初夏、青く澄んだ湖沼、紅葉が色づく秋、冬の雪景色、そして残雪など神秘的な大自然の息吹、それぞれの楽しさ、美しさを心ゆくまで堪能できます。また、北海道でも有数の深い原生林の中に湧き出ており、湯浴みとともに森林浴が楽しめるのも大きな魅力です。


泉質：カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩泉など
効能：神経痛、筋肉痛、関節痛など

所在地：北海道上川郡東川町
アクセス：JR旭川駅から旭川電気軌道バスいで湯号で約1時間30分、バス停：旭岳温泉入口・キャンプ場前などで下車
車：道央道旭川鷹栖ICから国道237号、道道213号・1160号経由50km

問い合わせ先 東川町観光協会（TEL：[phone]）

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