『川中温泉（かわなかおんせん）』−和歌山・龍神温泉、島根・湯の川温泉とともに三大美人湯に数えられ名湯

『川中温泉（かわなかおんせん）』は、群馬県吾妻郡東吾妻町にある温泉で、和歌山県龍神温泉、島根県湯の川温泉とともに三大美人湯に数えられ、首都圏から最も近い三美人の湯として知られています。

近くの松ノ湯温泉と併せて、吾妻渓谷温泉郷とも呼ばれていて、松ノ湯温泉が三大美人湯に数えられることもあるようです。

川中温泉というだけあって、本当に川の中から温泉が湧いていて、温泉名もこれに由来し、中世前より使われていた歴史ある温泉で、源頼朝の旗本、重田四郎が療養したとの言い伝えや、江戸時代には応永寺という寺の了牛和尚という人が湯小屋を立てたなどの記録が残されています。

川中温泉は、一軒宿の「かど半旅館」があり、この露天風呂は混浴で、大変雰囲気が良い温泉、内湯はけして広くはないが、源泉温度が低いので沸かしているが、浴槽のお湯はさほど熱くなくさっぱりした湯。

美人の湯というので入浴中からつるつるとかすべすべとかするのかと思ったら、これがまったくしなくて、美肌効果は上がった後に初めて判る湯で、タオルで体を拭くまもなく、指が肌の上をするすると滑るような不思議な感触で、つるつるでもすべすべでもなく「さらさら」。

さすがは、日本三美人の湯「川中温泉」は、やはり実力派温泉です。


川中温泉　かど半旅館
所在地：群馬県吾妻郡吾妻町大字松谷2432（TEL:[phone]）
アクセス：関越自動車道渋川伊香保ICより約60分

泉質：カルシウム・硫酸塩温泉
泉温：47.9度
効能：慢性リュウマチ、神経痛、疲労回復など

日帰り入浴受付時間：10:00〜15:00（宿泊客優先なので時間内でも立ち寄り湯は不可のこともある)
入湯料金：大人500円
温泉設備：男女別内湯、混浴露天風呂など