日本全国には約2800箇所以上の温泉があるそうで、日本人ほど温泉好きの国民はいないと言われています。そんな温泉好きな一人の温泉ファンとして全国の温泉・秘湯・露天風呂や温泉宿など温泉情報を盛りだくさん紹介しています。是非、温泉旅行や観光旅行に行くときの参考にしてくださいね。

小浜温泉(おばまおんせん)は、九州西海岸の雲仙岳の西部、橘湾に面した潮風香る海岸沿いの長崎県雲仙市小浜町にある温泉。山の雲仙温泉とは対照的に、高温で豊富な湯量を誇り、街中いたるところで立ち上る源泉の湯けむり、刻々と表情を変える海が旅情を誘います。
小浜温泉は、全国の温泉の中でも熱量、温度ともにトップクラスの温泉で、約30ヶ所の源泉からは100度近くの湯が1日に約15,000トンも湧出し、海岸線沿いの温泉街に湯けむりを上げ、温泉情緒を醸し出しています。
開湯は慶安年間(1648〜1651年)頃で、漢方医の頴川入徳が小浜を訪れた際、湯に湯治効果があることを住民に伝えたことが温泉の始まりとされています。「キズが治った。腰の痛みが治った」とたちまち人気が広がって、各地から湯治客が訪れるようになったということで、現在でも、温泉療養医が推奨するほどの効能の高さを誇っていて、湯治客にも好評な温泉です。
湯に浸かると目の前に穏やかな橘湾が広がり、対岸の長崎半島までを一望でき、美しさで知られる小浜の夕日が、空と海を黄金色に染め上げる夕暮れ、海に沈む夕日は特に美しく、露天風呂から夕日を眺めながらの湯浴みが楽しめます。
歌人・斉藤茂吉が長崎医専教授時代にここを訪れ、美しい橘湾の夕日に感動し詠んだ歌「ここに来て落日を見るを常とせり 海の落日を忘れざるべし」の歌碑が「夕日の広場」に建てられています。
小浜温泉の名物は、2001年に小浜マリンパーク内に誕生した海上露天風呂「波の湯・茜」と「小浜ちゃんぽん」が有名で、温泉街にも、洋食屋・寿司屋・食料品店・居酒屋などあらゆる店のメニューにちゃんぽんが。
目の前で海で獲れる新鮮な海の幸を存分に味わい、輝く夕日と海、九州屈指の名湯を満喫すれば、いつしか夢気分へと誘われます。
泉質:ナトリウム含有泉、純食塩泉
泉温:80〜105度
効能:リウマチ、神経痛、貧血、婦人病、痛風、胃腸病、呼吸器病など
住所:長崎県雲仙市小浜町北本町
アクセス:JR長崎本線「諫早駅」から島鉄バス50分「小浜温泉バスターミナル」下車
車 : 長崎自動車道諫早ICより車で50分、長崎市内より車で70分
問い合わせ先:小浜温泉観光協会(0957-74-2672)
小浜温泉のおすすめ宿

小浜温泉 春陽館
105℃の多量な高温泉、橘湾に沈む夕日を望む露天・天空の湯、和風本館と6階建高館、郷土色豊かな海の幸、料理のおもてなし。

小浜温泉 小浜観光ホテル
全室橘湾に面し、海に沈む夕日が御覧になれます。別館「遊湯館」にはミストサウナ・ジェットバス他11種の浴槽が楽しめます。

小浜温泉 伊勢屋旅館
波静かな橘湾を前面に、熱量ともに九州一を誇る閑静な温泉街でおもてなしの心を第一とし、とれたてのお魚と四季の花でお出迎えをいたします。

小浜温泉 うぐいすや旅館
湯量豊富な小浜温泉の中心に位置する9階建のホテルで、ステンドグラスを貼った大浴場と石庭露天風呂、客室からの海と夕陽の眺めがすばらしい。
小浜温泉 くつろぎの宿旅館山田屋
檜造展望露天風呂は、TV局の九州絶景の湯ベスト10に選ばれました。この風呂も、部屋もこの2年内に改装されさらにすごしやすくなっております。
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