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日本全国には約2800箇所以上の温泉があるそうで、日本人ほど温泉好きの国民はいないと言われています。そんな温泉好きな一人の温泉ファンとして全国の温泉・秘湯・露天風呂や温泉宿など温泉情報を盛りだくさん紹介しています。是非、温泉旅行や観光旅行に行くときの参考にしてくださいね。
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鉄輪温泉

別府温泉郷(別府、浜脇、観海寺、堀田、亀川、芝石、鉄輪、明礬)のひとつで、市街の北西に位置し、あちこちから湯煙が上がっている『鉄輪温泉(かんなわおんせん)』は、別府市街と明礬温泉との中間にあり、別府地獄めぐりの中心に位置し、いまだに湯治の雰囲気を残す温泉地。

別府温泉に次ぐ規模を持つ温泉街は比較的静かで湯治場の風情が漂い、周辺には海地獄、鬼石坊主地獄、山地獄、カマド地獄、鬼山地獄、白池地獄など、多様な地獄があり、泉質も単純泉、食塩泉、炭酸鉄泉など多彩で、岩風呂・砂湯・瀧湯・露天風呂などさまざまな温泉が楽しめる共同浴場『ひょうたん温泉』を代表に大小多数の温泉施設があります。開湯伝説によれば、鎌倉時代、一遍上人が猛り狂う地獄地帯をこの地を整備したのが始まりと語り継がれている古湯で、また一遍が開いたとされる「蒸し湯」があります。

豊富な湯量と高温泉が特徴の鉄輪温泉の醍醐味と言えば、やはり「地獄めぐり」。血の池、かまど、山など熱泉や熱泥が噴出する地獄の中でも、泉温90度以上のコバルトブルーが神秘的な「海地獄」は別府最大の規模を誇っていて、江戸時代、貝原益軒が著した『豊国紀行』にも登場。「熱湯の上にかまえたる風呂有」と、現在の共同浴場「むし湯」の原型とも言える蒸し風呂についての記載も残っています。また、温泉の蒸気を使った蒸し料理「地獄蒸し」も有名。高温で一気に蒸した料理は芳醇な香りとほどよい塩味が絶妙で、温泉成分を体内から吸収でき、湯の街ならではの生活の知恵が、今なお息づいている温泉地です。

温泉街の至る所から湯けむりが絶え間なく立ち上る、別府八湯を代表する温泉地で、路地が入り組む温泉街を歩けば、8つの共同浴場や鉄輪独特の入湯貸間旅館などの宿泊施設がひしめき合い、「地獄めぐり」の散策がてら「蒸し湯」などに向かう浴衣姿の湯客が行き交うなど古くからの湯治場の風情を色濃く残しています。

鉄輪温泉の湯は、多様な泉質が湧き出る中でも塩化物泉が多く、50〜100度前後の高温泉で保湿効果に優れていて、入浴後は肌がスベスベになると定評が高く、「豊後鉄輪 むし湯の帰り 肌に石菖の香が残る」と野口雨情が詠っているように、薫りの高さが鉄輪温泉の特徴です。共同浴場「渋の湯」での通常の入浴でも石鹸のような独特の香りを強く感じることができます。また、飲泉すれば確かな塩味とわずかな苦味があり、鉄輪温泉の湯は、まさに五感で満喫できる極上の湯ですね。


泉質:ナトリウム-塩化物泉、含ホウ酸食塩泉など
効能:神経痛、腰痛、リウマチ、高血圧、動脈硬化、糖尿病、皮膚病、火傷、切り傷、婦人病、疲労回復など

所在地:大分県別府市鉄輪
アクセス:JR日豊本線「別府駅」から山の手経由「鉄輪行」の亀の井バス約30分「鉄輪」下車

問い合わせ先:別府市観光協会(0977-24-2828)

鉄輪温泉周辺の温泉宿

別府温泉郷 鉄輪温泉 おにやまホテル

九州横断道路に沿い、観光の拠点として最適。くつろぎ大きい大露天風呂は、フェニックスなどの樹木で南国情緒豊かです。


別府温泉郷 鉄輪温泉 旅乃宿サカエ家

屋敷の内から噴出している地獄を利用した料理でおもてなし。冬は温泉暖房、お食事は温泉堀ごたつで。昔ながらの湯治場の中に在します。


別府温泉郷 鉄輪温泉 もと湯の宿 黒田や

加水無・源泉掛け流しの天然温泉。豊後牛や海の幸が堪能できる季節の懐石料理。湯けむりの眺望とやさしい笑顔で、温もりのおもてなし。
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