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日本全国には約2800箇所以上の温泉があるそうで、日本人ほど温泉好きの国民はいないと言われています。そんな温泉好きな一人の温泉ファンとして全国の温泉・秘湯・露天風呂や温泉宿など温泉情報を盛りだくさん紹介しています。是非、温泉旅行や観光旅行に行くときの参考にしてくださいね。
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小田温泉

黒川温泉、田の原温泉、満願寺温泉などの名湯がひしめき合い、全国の温泉ファンが憧れる阿蘇の山間部、四季の装いに彩られた静かな熊本県南小国町の「温泉秘境・小国郷」。

全国的な人気で人通りが絶えない黒川温泉から歩いてでもいける距離にありながら、静かな田園風景を残している『小田温泉(おだおんせん)』。

小田温泉は、昭和50年頃、毎晩のように田園から湯が湧く夢を見た村人が、試しに近くの田園を掘ってみたところ本当に温泉が湧き出たのが始まりと伝えられる九州でも新しい温泉。

田園の向こうには鬱蒼とした森が広がり、小田川のせせらぎと風の音、そして湯けむりを上げる小田温泉は、まさに「秘境の温泉」の名にふさわしく、黒川温泉が舞台装置となる自然を育ててきた温泉地とするならば、小田温泉はありのままの自然を借景にした温泉です。

周辺には鬱蒼とした森が残り、木立と戯れる風の音が心地よく、どこを眺めてもイメージどおり、郷愁あふれる田舎の情景が心を和ませてくれます。夏になると神秘的な光を放つ平家ボタルに出会え、青々とした田園風景や、秋には黄金に輝く稲穂が風に揺らぐ風景。まるでバリの山間の村に迷い込んでしまった様な気分になってしまう温泉です。

緑深い山々に囲まれ、小田川の清流沿いに15軒ほどの民宿、旅館があり、自然との調和が取れたひっそりとした佇まいの宿が多く、小ぢんまりとした田舎風情を色濃く残していて、湯はアトピーにも効果が期待でき、無色透明のトロっとした湯が特徴、湯量は豊富で、かけ流しを楽しめる露天風呂を持つ宿も多く、その多くでもらい湯できるのもウレシイが、おすすめなのが東屋仕立ての無料の足湯。

小田温泉は、四季折々の表情が楽しめるうえ、阿蘇の大地に湧き出る名湯がしっとりと全身を包み込んでくれます。また、阿蘇の自然の素晴らしさを体感でき、山間の宿らしく山菜を中心とした田舎料理や気取らないもてなしが心地よく、まるで田舎に帰ったような懐かしさのある温泉地です。


泉質:食塩泉・炭酸水素温泉
効能:リウマチ、切り傷、動脈硬化、打ち身、高血圧、疲労回復、痔など

所在地:熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺小田
アクセス:大分自動車道日田ICから国道212号線を経由し、国道442号線を竹田市方面へ約70分

問い合わせ 南小国町林務観光課(TEL:0967-42-1111)

小田温泉のおすすめ宿

小田温泉 四季の里はなむら

田舎の風情残る静かな環境の中、母屋を中心に露天風呂・客室・個室の食事処が点在し、ゆったりとした寛ぎの時間をお楽しみいただけます。


小田温泉 おた里の湯彩の庄

和と洋の雰囲気が調和した離れの客室。露天風呂につかり、旬の素材を使った創作料理を満喫したり、思い思いの寛ぎの時間をお楽しみいただけます。


小田温泉 旅館花心

全室、源泉掛け流しの温泉付離れ。客室からは絶景の久住連山を見渡す事が出来る、山合いの小さな隠れ宿。
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越後湯沢温泉

雪深い秘湯だった『湯沢温泉(ゆざわおんせん)』を全国的に有名にしたのが「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」の有名な書き出しで始まるノーベル賞作家川端康成の「雪国」。

新潟県の最南端の南魚沼郡湯沢町に位置する越後湯沢温泉は、1000年以上の歴史を持ち、江戸時代にはすでに湯治場としての記録が残る古湯。

元は静かな温泉町だったが、上越新幹線が開通してスキー客・リゾート客が押し寄せるようになり、現在では多くの共同浴場や宿泊施設が軒を連ね、年間を通じて900万人以上の観光客が訪れる一大リゾート温泉となり、風情が失われたことを嘆く温泉ファンも多いようです。

上越新幹線で行くと、トンネルとトンネルの狭間に駅があり、『雪国』の風情を感じるヒマもなく、越後湯沢から三国峠側に行くと静かな「貝掛温泉」があり、むしろこちらのほうが、まだ『雪国』の風情を残しているといえるでしょう。

湯沢温泉には、「山の湯」、「駒子の湯」、「岩の湯」、「街道の湯」、「宿場の湯」、「わらべの詩」などの共同浴場があり、「山の湯」は川端康成が通ったとも言われる自然湧出の温泉。

また湯沢湯本温泉では、アルカリ濃度の強い“たまごの湯”が楽しめます。

湯沢町は日本一と言われる魚沼産コシヒカリの産地として有名、おいしいお米と新潟の地酒に歴史ある温泉に浸り、「雪国」に思いを馳せてみるもの一興ですね。


湯沢温泉周辺のスポット:
高山植物園アルプの里、大源太キャニオン、湯沢フィッシングパークなど

泉質:アルカリ性単純温泉
効能:胃腸病、中風、婦人病、リウマチ、神経痛、筋肉痛、五十肩、美肌、疲労回復など

所在地:新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢

アクセス:JR上越線「越後湯沢駅」下車すぐ

問い合わせ先:湯沢温泉総合案内所(025-781-5353)


越後湯沢温泉のおすすめ宿

越後湯沢温泉 湯沢ニューオータニホテル

風情豊かな癒しの露天風呂・神秘の翡翠風呂・桧の香り漂う貸切風呂にて身も心も温め、越後の地酒と山海の旬の料理と笑顔のおもてなしにてご湯っくり!


越後湯沢温泉 湯沢グランドホテル

越後湯沢駅西口正面の温泉街の中心に位置し、閑静で緑も多く景観良好。増築した離れの湯けむり座敷「季里の湯」が大変好評です。


越後湯沢温泉 湯沢ホテル

12室ならではの心遣い。無料貸切露天風呂。御料理の堪能出来る静かな宿です。御一人様でも御気兼ねなく安らぎのひとときを。


越後湯沢温泉 湯沢東映ホテル

上越随一の男女別露天大岩風呂が自慢、数百個の岩を積み上げた野趣満点の造りが大好評です。


越後湯沢温泉 雪国の宿高半

高台にあり、川端康成が「雪国」を執筆した「かすみの間」や文学資料館がご覧頂けます。また八百余年から湧き出る天然温泉が旅の一夜をなごませます。


越後湯沢温泉 一望千里・御湯宿中屋

湯沢の温泉街を見下ろす高台に位置する当館からの眺望は、雄大な自然と湯沢町の夜景が四季を通じて楽しめます。温泉は大浴場・露天共にかけ流しです。


越後湯沢温泉 白銀閣華の宵

木格木造建築の2階建に贅をつくしたお部屋と情緒あふれる庭園が自慢。料理はすべて手作りを基本としています。釜と樽の男女交代露天風呂もあります。


越後湯沢温泉 ホテル双葉

温泉街の高台に位置し、水が織りなす越後の宿をテーマにした和風旅館です。料理は新鮮な物・旬の物を素材として四季毎に献立を替えております。


越後湯沢温泉 音羽屋旅館

歌舞伎がモチーフのユニーク旅館。清潔で小じんまりした和風宿で季節感あふれる創作料理でおもてなし露天風呂からは縁起が良いといわれる龍が現われる


越後湯沢温泉 越後湯澤HATAGO井仙

2005年10月オープン。昔の宿文化、旅籠を現代に進化させた新しいスタイルの温泉宿です。お料理は魚沼の素材にこだわったキュイジーヌ料理。


越後湯沢温泉 ホテルスポーリア湯沢

地上13階にある大展望露天風呂からの眺望は湯沢一。


越後湯沢温泉 松泉閣花月

「お帰りなさいませ」「いってらっしゃいませ」を松泉閣花月の心として、ふるさとに帰ってきたお気持で、温泉とお料理をお楽しみ下さい。


越後湯沢温泉 NASPAニューオータニ

ニューオータニグループ唯一の本格的フォーシーズン型リゾートホテル。ゆとりある居住空間とサービスを提供いたします。


越後湯沢温泉 和みのお宿滝乃湯

厳選された旬の素材を一品々真心込め丁寧に作り上げたお料理を、ゆっくりと召し上がって頂きながら、越後湯温湯泉の四季の彩りをお楽しみ下さい。


越後湯沢温泉 越後のお宿いなもと

温泉街の中央に位置し、駅から徒歩2分、関越自動車道湯沢ICより5分と交通至便です。ひのき造りの露天風呂は源泉100%かけながしで大好評です。


越後湯沢温泉 ゲストハウス・バンヌッフ

広々とした敷地の中に建物、テニスコート、バーベQガーデン、駐車場があり、周囲は山々に囲まれ、田園風景の中、鳥たちの声を聞きながら過ごせます。


越後湯沢温泉 湯沢ロッヂ政エ門

アットホームな宿。町共同浴場(駒子の湯)徒歩100メートル。
川底温泉

九重連山に囲まれた風光明媚な大分県玖珠郡九重町は、様々な泉質が楽しめる「九重温泉郷」として人気が高く、『川底温泉(かわぞこおんせん)』は九重九湯の一つに数えられる名湯。

九重町は大分県の南西部にあり、西側は標高350m〜1000mの山、東南には九州の尾根、九重山群が聳え、この高原地帯には魅力的・個性的な温泉地が数多く点在しています。

歴史の長い「川底温泉」や「宝泉寺温泉」、岩壁をくり抜いた天然洞窟風呂「壁湯温泉」、打たせ湯で有名な「筋湯温泉」など個性豊かな温泉ばかり。

地元九重町では龍門温泉郷、宝泉寺温泉郷、湯坪温泉郷、筋湯温泉郷、筌の口温泉郷、長者原温泉郷、寒の地獄、壁湯温泉、川底温泉を「九重九湯(ここのえきゅうとう)」と呼び、どれも別府八湯に引けをとらない名湯揃いで、湯めぐり客が数多く訪れています。

「川底温泉」は、西暦901年、京から大宰府へ左遷された菅原道真がを開いたとされ、町田川沿いに一軒宿の「旅館蛍川荘」があり、玉石を敷き詰めた、足元湧出の混浴大浴場が有名。

驚くほど澄んだな温泉で、湯船の底に敷き詰められた大小の石が透けて見え、文字通り川底のような温泉だが、湯の透明さは水を沸かした湯とはあきらかに質感が異なり、無色澄明の温泉はクリスタルガラスの重厚感やトロリ感が感じられる温泉です。

名峰九重山を背景に、こんこんと湧き様々な泉質が楽しめる「九重九湯」をのんびりと心ゆくまで満喫しながら、全湯制覇を目指してみるのもいいですね。


泉質:単純温泉
効能:神経痛、打ち身、リウマチなど

所在地:大分県玖珠郡九重町

アクセス:JR豊後森駅から大分交通バス小国行きで30分、バス停:川底温泉下車すぐ
車:大分道九重ICから国道210号・387号経由15km

問い合わせ先 旅館螢川荘(TEL:0973-78-8234)
夏瀬温泉

テレビ番組ザ・ベストハウス123にて、「癒しの宿BEST3」の穴場温泉の1位として紹介された『夏瀬温泉(なつせおんせん)』は、秋田県仙北市角館町白岩広久内にある温泉。

田沢湖と角館の中ほどにある大小の滝や奇岩に富んだ眺めが見事な「抱返り渓谷」にある一軒宿「都わすれ」に湧く温泉です。

「都わすれ」は、客室わずか8室で広い敷地と周囲の山々に包まれた環境で、全室から抱返り渓谷の景色一望できる掛け流し露天風呂付きの人里離れた理想的の宿です。

周辺は“東北の耶馬渓”と称される景勝地・抱返り渓谷を始め、回顧の滝や百尋の滝、神代ダムや夏瀬ダム、吊橋を渡った先にある抱返神社など見所がいっぱい。

また、近くを流れるコバルトブルーの清流玉川や湖も神秘的な佇まいを見せています。

夏瀬温泉は、江戸時代から守られてきた良質の温泉で、秋田県内では玉川温泉に続いてミネラル分が多く、泉温は約41度、PH8.1の弱アルカリ温泉、湧出量は毎分約113.6リットルで掛け流しで楽しめ、効能は動脈硬化症、切り傷、火傷などのほか、慢性皮膚病やアトピー性皮膚炎の症状緩和・改善などに効能があるとされています。

夏瀬温泉は国道46号線角館街道の出口地区から市道を約6kmのところにあるが、この市道は未舗装路が多く、冬場は豪雪地でなので、温泉地へは宿の送迎サービスを利用した方が安心ですね。

人里離れた秘境にある閑静な温泉地で、ゆっくり静かに過ごすには理想的な温泉です。


泉質:ナトリウム−硫酸塩泉
効能:動脈硬化症、切り傷、火傷など


所在地:秋田県仙北市角館町白岩広久内

アクセス:
鉄道+タクシー:秋田新幹線「田沢湖駅」もしくは「角館駅」下車、タクシーで30分
田沢湖線「神代駅」もしくは「刺巻駅」下車、タクシーで15分
バス:羽後交通、急行田沢湖・秋田線「出口」停留所下車、徒歩約1時間
車:東北自動車道盛岡ICより国道46号経由で約1時間30分
秋田自動車道協和ICより国道341号・国道46号経由で約1時間15分
冬期間は安全のため宿送迎あり(要予約)

夏瀬温泉 都わすれの予約はこちらから
小浜温泉

小浜温泉(おばまおんせん)は、九州西海岸の雲仙岳の西部、橘湾に面した潮風香る海岸沿いの長崎県雲仙市小浜町にある温泉。山の雲仙温泉とは対照的に、高温で豊富な湯量を誇り、街中いたるところで立ち上る源泉の湯けむり、刻々と表情を変える海が旅情を誘います。

小浜温泉は、全国の温泉の中でも熱量、温度ともにトップクラスの温泉で、約30ヶ所の源泉からは100度近くの湯が1日に約15,000トンも湧出し、海岸線沿いの温泉街に湯けむりを上げ、温泉情緒を醸し出しています。

開湯は慶安年間(1648〜1651年)頃で、漢方医の頴川入徳が小浜を訪れた際、湯に湯治効果があることを住民に伝えたことが温泉の始まりとされています。「キズが治った。腰の痛みが治った」とたちまち人気が広がって、各地から湯治客が訪れるようになったということで、現在でも、温泉療養医が推奨するほどの効能の高さを誇っていて、湯治客にも好評な温泉です。

湯に浸かると目の前に穏やかな橘湾が広がり、対岸の長崎半島までを一望でき、美しさで知られる小浜の夕日が、空と海を黄金色に染め上げる夕暮れ、海に沈む夕日は特に美しく、露天風呂から夕日を眺めながらの湯浴みが楽しめます。

歌人・斉藤茂吉が長崎医専教授時代にここを訪れ、美しい橘湾の夕日に感動し詠んだ歌「ここに来て落日を見るを常とせり 海の落日を忘れざるべし」の歌碑が「夕日の広場」に建てられています。

小浜温泉の名物は、2001年に小浜マリンパーク内に誕生した海上露天風呂「波の湯・茜」と「小浜ちゃんぽん」が有名で、温泉街にも、洋食屋・寿司屋・食料品店・居酒屋などあらゆる店のメニューにちゃんぽんが。

目の前で海で獲れる新鮮な海の幸を存分に味わい、輝く夕日と海、九州屈指の名湯を満喫すれば、いつしか夢気分へと誘われます。


泉質:ナトリウム含有泉、純食塩泉
泉温:80〜105度
効能:リウマチ、神経痛、貧血、婦人病、痛風、胃腸病、呼吸器病など


住所:長崎県雲仙市小浜町北本町
アクセス:JR長崎本線「諫早駅」から島鉄バス50分「小浜温泉バスターミナル」下車
車 : 長崎自動車道諫早ICより車で50分、長崎市内より車で70分

問い合わせ先:小浜温泉観光協会(0957-74-2672)


小浜温泉のおすすめ宿

小浜温泉 春陽館

105℃の多量な高温泉、橘湾に沈む夕日を望む露天・天空の湯、和風本館と6階建高館、郷土色豊かな海の幸、料理のおもてなし。


小浜温泉 小浜観光ホテル

全室橘湾に面し、海に沈む夕日が御覧になれます。別館「遊湯館」にはミストサウナ・ジェットバス他11種の浴槽が楽しめます。


小浜温泉 伊勢屋旅館

波静かな橘湾を前面に、熱量ともに九州一を誇る閑静な温泉街でおもてなしの心を第一とし、とれたてのお魚と四季の花でお出迎えをいたします。


小浜温泉 うぐいすや旅館

湯量豊富な小浜温泉の中心に位置する9階建のホテルで、ステンドグラスを貼った大浴場と石庭露天風呂、客室からの海と夕陽の眺めがすばらしい。


小浜温泉 くつろぎの宿旅館山田屋

檜造展望露天風呂は、TV局の九州絶景の湯ベスト10に選ばれました。この風呂も、部屋もこの2年内に改装されさらにすごしやすくなっております。
京町温泉

南九州の「小京都」宮崎県えびの市を代表する『京町温泉(きょうまちおんせん)』は、市の中心部にあり、JR「京町温泉駅」から徒歩約5分、九州自動車道「えびのIC」から京町・鹿児島方面へ車で約5分の場所にあるレトロな雰囲気の温泉地。

霧島連峰の西北、えびの高原や矢岳高原などに囲まれた真幸(まさき)盆地をゆったりと流れる川内川(せんだいがわ)沿いに広がる静かな環境で、地元の常連客に親しまれているほのぼのとした温泉です。

京町温泉は、ジャグジーのある近代的なスパ、うどん店を併設する湯、「ジャングル大浴場」、「田の神さあ風呂」や、10年前までは混浴だった玉泉館の「すっぽんぽん風呂」や、1918年創業京町温泉で現存する最古の老舗「現存最古の老舗 眞砂旅館」の「仙人風呂」など、ユニークな看板を掲げる老舗旅館、ユニークな名の風呂をもつ宿が多いのもおもしろく、温泉ファンなら一度は訪れてみたい温泉宿の玉手箱なんです。

開湯は、明治時代末、肥薩線工事中に落雷が湯が湧いてきたそうで、当初は「雷温泉」と呼ばれていました。1912年に隣町の「吉松温泉」、1914年に京町の西側約2キロにある「大王温泉」が掘削され、京町でも温泉の掘削がはじまり、京町温泉郷となったもので、霧島火山帯の恵みを受けた温泉は湯量が豊富で、泉質も無色無臭の単純温泉を中心に、茶褐色の湯や黒湯などバラエティに富んでいます。

えびの市は、川内川を下る屋形船が名物で、温泉好きなことで有名な与謝野鉄幹・晶子夫妻もこの地を訪れた際に温泉や川下りを楽しんで、「ありがたや 熱い湯のあふるるに まかせ」という京町温泉での句を残しています。また、雄大な霧島連山をも見渡せる静かな佇まいの町は文化人たちにも好まれ、詩人・野口雨情も訪れては湯浴みを楽しんだ名高い湯です。

川内川を流れる屋台舟の川遊びは、昔も今も変わらぬ京町名物となっていて、普段着のまま訪れることができる気軽さの中に風情ある佇まいが垣間見える湯の町で、ゆったり余暇を過ごすのもいいものですね。

南九州3県の中心から高速道路を使えば車で約1時間半の風光明美な宮崎の?小京都?の温泉をホームグランドにして、湯巡りと南九州観光を満喫しみませんか?


泉質:単純温泉、アルカリ性単純泉、ナトリウム−炭酸水素塩泉など
効能:神経痛、リウマチ、創傷、筋肉痛、関節痛、打ち身、ねん挫、やけど。冷え性など

所在地:宮崎県えびの市

アクセス:JR京町温泉駅から徒歩5分
車:九州道えびのICから国道268号経由5km

問い合わせ先:えびの市観光商工課(TEL:0984-35-1111)

京町温泉周辺の宿
京町温泉
京町温泉 京町観光ホテル
◇ 宮崎南部(都城・えびの・日南)
◆ えびのICから5分!24時間入浴OKの温泉 露天風呂が自慢。宿泊者は24時間いつでも天然温泉に浸かれます。コンビニも近くにあります。

京町温泉 いこい荘<宮崎県>
◇ 宮崎南部(都城・えびの・日南)
◆ 天然温泉を利用した風呂10室あり。岩風呂・むし風呂・サウナ・家族湯等。温泉ザンマイ24時間入れる。

京町温泉 あけぼの荘
◇ 宮崎南部(都城・えびの・日南)
◆ ご予約頂けば屋形船もご利用可能。ヒノヒカリと四季折々の新鮮な素材を使った料理が自慢の宿。

眞砂旅館
◇ 宮崎南部(都城・えびの・日南)
◆ 何と言っても100%純天然温泉!源泉利用で加温加水は一切ありません。自然豊かな癒しの宿と自負しています。
垂玉温泉

『垂玉温泉(たるたまおんせん)』は、熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽にある、風情あふれる秘湯として女性客にも人気の温泉。

垂玉温泉の宿は日本秘湯を守る会の会員の一軒宿「山口旅館」のみで、江戸時代末期から「垂玉の湯」として知られ、文学紀行『五足の靴』では与謝野鉄幹や北原白秋した宿泊した秘湯の宿。

一軒宿の温泉ということになっているが、実際にはすぐ隣に地獄温泉があるので、あまり一軒宿という印象はなく、源泉が異なるため別の温泉となっています。

山口旅館には、内湯と露天風呂があり、金龍の滝という滝の脇にある混浴露天風呂の「滝の湯」、男女別露天風呂の「かじかの湯」 、浴槽内に湯の花が多量に舞っている「天の湯」などがあり湯巡りができますよ。

なお、「山口旅館」と地獄温泉の「清風荘」は宿泊者を対象に、温泉の相互利用ができ、宿泊旅館のフロントで入浴券を入手することで湯巡りができますので是非利用してくださいね。


泉質:単純硫化水素泉
効能:神経痛、筋肉痛、婦人病など

所在地:熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽

アクセス:南阿蘇鉄道阿蘇下田城ふれあい温泉駅から九州産業交通バス垂玉行きで15分、終点下車すぐ
車:九州道熊本ICから国道57号・325号経由35km

問い合わせ先:垂玉温泉山口旅館(TEL:0967-67-0006)

垂玉温泉の宿

垂玉温泉 垂玉温泉山口旅館

秋は紅葉の名所。名物の滝を眺める露天風呂「滝の湯」やサウナ・打たせ付き展望大浴場「天の湯」ほか心ゆくまでの温泉三昧を満喫。名物の滝を眺める露天風呂「滝の湯」からの眺めは絶景です。肌触りが柔らかく癖のない温泉です。
地獄温泉「仇討ちの湯」

『地獄温泉(じごくおんせん)』は、熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽の標高750mの山あいにある温泉。

温泉名は温泉の裏山に火山ガス噴出、熱湯が湧く場所があり、草木の生えていない場所、光景がまるで地獄のように見えることからその名がついたそうです。

江戸時代は熊本細川藩の藩士しか入浴が許されていなかったという格式を誇る温泉で、明治以降は、一般庶民に開放され湯治場として親しまれてきました。

地獄温泉には、「清風荘」、国民宿舎「南阿蘇」、柴田旅館があり、隣の別源泉の垂玉温泉の「山口旅館」もさほど離れていない場所にあります。

地獄温泉を代表する旅館の「清風荘」には、男女別の大浴場「元湯」、屋根つき混浴露天風呂「すずめの湯」、温泉成分を含んだ泥が沈殿し、肌に塗ると良いという地獄温泉を代表する浴場「泥湯」、「露天風呂」 男女別の「露天風呂」、高台にあり女性用「仇討ちの湯」など多くの浴場があり、湯めぐりができます。

泥湯の「すずめの湯」は浴槽の底からお湯とガスが吹き出しており、皮膚病やアレルギー肌、リウマチなどによいと評判で、混浴だが、脱衣所と内湯は男女別、濁り湯なので、夜なら女性でも入りやすい湯。

源泉は裏山の地獄地帯から引湯しているが、「すずめの湯」だけは、湯船の底から源泉が足元湧出しています。

「清風荘」と垂玉温泉の「山口旅館」は宿泊者を対象に、温泉の相互利用ができ、宿泊旅館のフロントで入浴券を入手することで湯巡りができますので是非利用してください。


泉質:単純硫黄泉(硫化水素型硫黄泉)
効能:神経痛、筋肉痛、皮膚病、冷え性、リウマチ、アレルギー肌など

所在地:熊本県阿蘇郡南阿蘇村

アクセス 南阿蘇鉄道阿蘇下田城ふれあい温泉駅から九州産業交通バス国民宿舎行きで15分、終点下車、徒歩3分
車:九州道熊本ICから国道57号・325号経由45km

問い合わせ先:地獄温泉「清風荘」(TEL:0967-67-0005)
奥津温泉

美人の湯として知られる『奥津温泉(おくつおんせん)』は、岡山県苫田郡鏡野町、中国山地の南麓にある吉井川の奥津渓谷に湧く温泉。

岡山県北部の中国山地に連なる湯郷温泉、湯原温泉と合わせて「美作三湯」とも呼ばれる名湯で、「日本観光地百選」にも選ばれた歴史ある温泉地で、江戸時代には津山藩主・森忠政が「鍵湯」という専用の湯治場でした。

吉井川に架かる奥津橋を中心に温泉街が広がり、河原には自然の露天風呂が2ヶ所あり、そのうちの1つが名物「足踏み洗濯」で知られる「洗濯湯」。

かつては奥津温泉周辺は熊や狼が多く、洗濯中に熊や狼に襲われないよう見張るために立ったまま洗う「足踏み洗濯」の風習があり、今は、かすりの着物に、姉さんかぶりの女性たちが「奥津小唄」に合わせて洗濯物を足で踏んで洗う「洗濯湯」は奥津温泉の観光名物。

奥津温泉の湯は、美人の湯美肌の湯として女性に人気が高く、入浴後は白くすべすべの肌になれると評判の湯。

コーセーなどの化粧品メーカーが化粧水などの原料に使うほど、泉質の良さは折り紙付き。

奥津渓
奥津温泉街の下流の名勝「奥津渓」には、数10万年の歳月を要して自然が作りだした「東洋一の甌穴(おうけつ)」があり、四季それぞれの風情を楽しめます。

また、藤原審爾(しんじ)の小説『秋津温泉』の舞台としても有名で、昭和37年には、女優の岡田茉莉子主演で映画化もされ、ロケも行われました。

奥津温泉街では湯巡手形を発行していて、各旅館が保有する源泉は微妙に違うため、これを利用すれば奥津温泉巡りを楽しめますよ。


アクセス:JR津山線「津山駅」から「奥津温泉行」バスで約50分「奥津温泉」下車
山陰本線倉吉駅より高速バス「ビッグバード号」神戸・大阪行きで約45分
上齋原振興センター前で中鉄バス津山行きに乗り換え約15分

泉質:アルカリ性単純泉
泉温:35〜44度
効能:神経痛、リウマチ、婦人病、皮膚病、筋肉痛、五十肩、胃腸病、美肌、婦人病など

所在地:岡山県苫田郡鏡野町奥津
問い合わせ先:奥津温泉観光協会(0868-52-0610)

奥津温泉の宿

奥津温泉 河鹿園

閑静にして優雅、日本情緒あふれる宿。美人の湯のあとは、館内ギャラリー美の館・色紙の館・詩の館で古きよき奥津をお散歩して下さい。
飯坂温泉

『飯坂温泉(いいざかおんせん)』は、福島県福島市飯坂町にあり、宮城県の鳴子温泉、秋保温泉とともに「奥州三名湯」に数えられる名湯。

飯坂温泉は、阿武隈川の支流、摺上川沿いを中心に大小さまざまな温泉旅館が建ち並び、東北一の規模を誇る温泉街で、歓楽温泉として全国的にも有名な温泉。

飯坂温泉は、約2000年もの長い歴史を持つ温泉で、日本武尊が東征の際、「さはこ」の地の湯(現在の鯖湖湯)に入湯したとされる古湯です。

江戸時代には、1689年には松尾芭蕉が奥の細道の途中に立ち寄ったとされる温泉で、近世では、ヘレン・ケラーが飯坂を二度訪れています。

その日本武尊や松尾芭蕉も浸かった、飯坂温泉発祥の湯とされる「鯖湖湯」は飯坂温泉のシンボルとなっていて、飯坂温泉駅構内を出て、十綱橋方向には芭蕉像が立っています。

明治22年に建築された旧鯖湖湯は日本最古の木造建築共同浴場でしたが、平成5年に旧鯖湖湯を忠実に再現し改築されています。

共同浴場は2000年の歴史を持つ「鯖湖湯」を初め、天王寺・穴原温泉、仙気の湯、八幡の湯、大門の湯、十綱の湯、波来湯、切湯、導専の湯の9つの共同浴場が軒を並べていて、湯は昔からの風習で少し熱め、共同浴場をめぐって、地元の人たちとの交流を図れば旅情緒も高まるでしょう。

飯坂町周辺は果樹の里として知られ、西側道路沿いには「フルーツライン」があり、直売所では、新鮮な「なし」、「りんご」、「もも」などを販売。

さくらんぼや桃などの四季折々の季節に応じた果物狩りも楽しめ、「果物王国・福島」の味覚を心ゆくまで堪能できます。

飯坂温泉周辺の名所
医王寺、旧堀切邸、明治・大正ガラス美術館

泉質:単純温泉
泉温:51.4度
効能:切り傷、やけど、慢性便秘症、慢性皮膚病、神経痛、筋肉痛、リウマチ、冷え性、疲労回復など

所在地:福島県福島市飯坂町十網町
アクセス:福島交通「飯坂温泉駅」から徒歩1分
東北新幹線、東北本線福島駅から福島交通飯坂線で飯坂温泉駅下車
車:東北自動車道福島飯坂インターチェンジから5分。

問い合わせ先:飯坂温泉観光協会(024-542-4241)

飯坂温泉周辺の宿

飯坂温泉 旅館新飯坂

飯坂温泉の奥座敷、赤川の清流に囲まれた静かな処、日本庭園には20メートルの滝が流れており、四季折々が楽しめる。


飯坂温泉 小瀧館花静

離れにある大浴場は源泉掛け流しで、休み処ではマッサージ師の5分間無料サービスがあります(15:00〜18:30)。全室檜風呂付き。


飯坂温泉 飯坂ホテル聚楽

“いで湯とくだものの里”飯坂温泉にあり、裏磐梯・会津方面、松島などへの観光の拠点としても最適です。ご夕食の“世界のバイキング”が好評です。


飯坂温泉 祭屋湯左衛門

温泉街一の静かな環境に位置し、対岸の山と川を見おろす景観は温泉一。男女共3ヶ所の露天風呂があり、祭り情緒と露天風呂三昧の楽のしい宿です。


飯坂温泉 旅館金滝

東北自動車道のインターより4キロと近くて機動性の良い立地条件にあります。静かなお宿で二つの源泉より流れ出る温泉はマイルドで入り心持満点です。


飯坂温泉 朝ねぼうの宿叶や

ゆっくりとおすごしいただきたいので、チェックアウトを12時にしております。朝食を昼食にかえて朝ねぼうを楽しむ「朝ねぼうプラン」がおすすめです。


飯坂温泉 伊勢屋

お城を型どった落ちついた建物です。和風庭園と庭園の中にある野天風呂、そして手づくりの料理が好評です。


飯坂温泉 福住旅館

摺上川に面した清流露天風呂。


飯坂温泉 旅館新亀

本格手作り旬の和食が中心の自慢料理の中のイタリアン風洋皿が好評です。周りを気にせず、朝・夕部屋食にてごゆっくりお寛ろぎいただけます。


飯坂温泉 新松葉旅館

源泉100%のかけ流しで大正時代からのレトロな大理石貸切風呂と今年完成した滝を目前に眺める露天風呂など5つのお風呂で至福の時をお過ごし下さい。


飯坂温泉 松島屋旅舘

飯坂温泉駅より徒歩1分、摺上川の清流、吾妻連峰を背景にし、地元の素材を生かした料理はお部屋で頂けます。100%源泉の豊富ないで湯が自慢です。


飯坂温泉 御宿かわせみ

四季折々の旬の素材を生かした本懐石料理と「それとなく、さりげなく、お客様のお心の侭のおもてなし」で時を忘れゆったりお過ごし頂けます。


飯坂温泉 日本庭園の宿吉野舘

四季折々に咲く花たちに囲まれた庭園は、赤松・五葉松・玄関前の名物くぐり松と共にさまざまな表情を見せてくれます。のんびりとお過ごし下さい。


飯坂温泉 プラザホテル吾妻

名湯飯坂の温泉を豊富に利用した大浴場・露天風呂は赤川河畔の自然を眺めを楽しめ、新鮮な食材を使った会席料理は旅の楽しみと日頃の労をいやします。


飯坂温泉 くつろぎの宿華滝

摺上川渓流添いに立ち四季折々の自然美と癒しの心、旅の思い出を演出する和風旅館です。眼下の清流を望みながらの檜露天風桶風呂は大好評です。
松之山温泉

『松之山温泉(まつのやまおんせん)』は、新潟県十日町市松之山、長野県との境に近い天水連峰の盆地に湧く温泉。

松之山温泉にある観光案内の看板には、約1000万年前の化石海水が、地圧によって湧出してくるジオプレッシャー型温泉であるとされ、古くから湯治の地としても知られており、ホウ酸の含有量が日本一、塩分が極度に高く、知名度も低いが、効能の高さは草津温泉、有馬温泉と並ぶ日本三大薬湯に数えられています。

その効能は、火傷程度ならすぐに治ってしまうとの声もあり、全国から松之山の湯を求めて訪れる湯治客が後を絶たないことも頷けます。

松之山温泉は、南北朝時代に発見されたと伝えられる古湯で、空から舞い降りた一羽の鷹が、湯に浸かって傷ついた羽を癒しているところを、きこりが見つけたことがきっかけという伝説が残っています。

温泉地にある源泉の1つで、日帰り入浴施設にもなっている湯は、この開湯伝説に因んで「鷹ノ湯」といい、上杉謙信の隠し湯とも言われています。

松之山温泉は温泉街というよりも、昔ながらののんびりとした湯治場の風情を感じさせる山間の温泉地で、渓流沿いに設けられた野趣あふれる露天風呂が多く、豊かな自然に恵まれて秘湯気分に浸りながら湯浴みを愉しめます。

太宰治と並ぶほど、昭和の人気作家だった新潟出身の坂口安吾もたびたび訪れていたという温泉地です。

没後、多くのファンの力によって、坂口安吾の石碑が温泉地周辺のブナ林内に建立されていたり、歌人・大伴家持にまつわる伝説の池もあり、穏やかな雰囲気の中にも文学的な情緒が漂っています。

また、「美人林」といわれるブナの美しい林や、地域内の大自然を研究・情報発信している自然館、土日の朝には朝市が開かれていたりして、大人も子供も飽きずに楽しめる観光名所が充実している温泉です。


泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
泉温:35〜92度
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、切り傷、肩こり、冷え性、うちみ、くじき、火傷、皮膚病、婦人病、慢性消化器病など


所在地:新潟県十日町市松之山

アクセス: JR飯山線越後鹿渡駅または北越急行ほくほく線「まつだい駅」よりバスで約25分
車:関越自動車道塩沢石打ICより約45分。

問い合わせ先:松之山観光協会(025-596-3011)

松之山温泉のおすすめ宿

松之山温泉 ひなの宿千歳

懐かしき里山の棚田やブナ林に囲まれた温泉街に佇みます。一千万年前の化石海水温泉と云われる地力ある源泉掛け流しの露天風呂は四季折々の癒し場です


松之山温泉 墨田ホテル

清楚な山間の温泉街の中にあり、山の幸を中心とした会席料理と人情味のあるサービスをモットーとしております。温泉の効能には定評があります。
武雄温泉

『武雄温泉(たけおおんせん)』は、佐賀県武雄市にある奇岩怪石で知られる蓬莱山(桜山)の山麓に湧き出す歴史ある温泉。

武雄温泉は約1300年前、神功皇后が夢のお告げによって静養に訪れたときに発見したという霊験あらたかな開湯伝説が残る古湯。

長崎街道の温泉宿場町として栄え、温泉街の中ほどには大正13年(1924年)築の竜宮を思わせる天平式楼門「蓬莱門」は武雄温泉のシンボルとなっていて、朱塗りの赤と漆喰の白が周囲の緑に映え、異国的な情緒を醸し出しています。

歴史ある良湯は古くから名士や文化人たちに愛され、豊臣秀吉の朝鮮出兵時には負傷した兵士たちの湯治湯として利用されていました。

また、江戸時代には、佐賀藩城主の鍋島氏、伊達政宗、宮本武蔵、吉田松陰、伊能忠敬、またシーボルトも入湯したといわれる総大理石の「殿様湯」が有名。

また武雄は多々良焼・黒牟田焼などの窯元が数多くあり「陶芸といで湯のふるさと」として知られ、素朴で温かな風合いの陶器を求め全国からファンが年間約40万人も訪れる温泉地。

炭酸イオンが多く含まれた泉質は、つるつる・すべすべの美肌効果をもたらしてくれ、無色透明のトロっとした肌ざわりです。

50度前後湯温で湧出するため、そのままの掛け流しで利用されていて、湯の花が多いのも武雄温泉の特徴です。

日帰り利用できる宿も多く毎月陶器市が開催されますので、街を散策しながらの湯めぐりも楽しいひとときですね。


泉質:単純温泉、炭酸水素塩泉
源泉温度45〜51℃
効能:疲労回復、健康増進、胃腸病、肝臓疾患、糖尿病、腎臓尿道病、神経痛、関節痛など


所在地:佐賀県武雄市武雄町温泉通り

問い合わせ先:武雄温泉(0954-23-2001)

アクセス:JR佐世保線「武雄温泉駅」から徒歩10分

武雄温泉周辺の宿

武雄温泉 御船山観光ホテル

春には5万株のつつじが咲く西日本随一の名園に建つ宿。敷地15万坪を誇る当旅館は四季折々の花と広大な自然に溢れ、訪れる人々の心を深く癒します。


武雄温泉 武雄温泉観光ホテル京都屋

大正ロマンをコンセプトに西洋アンティーク家具、オルゴールを和風空間にインテリア。大正ロマン号でお出迎えも好評。


武雄温泉 なかます旅館

なめらかな肌ざわりの温泉と大浴場が自慢の宿です。ロビーの一角には初代柿右衛門の香炉など古伊万里を展示したミニギャラリーがございます。


武雄温泉 旅館花月

創立以来120年。露天風呂・うぐいす張りの廊下がある旅館で、静けさと素朴さが魅力。ハウステンボスに近い。


武雄温泉 湯元荘東洋館

創業380年の伝統を誇る当館は、徳川時代参勤交代の脇本陣をつとめ、剣聖「宮本武蔵」が厳流島の決闘後「五輪の書」の想を練った由緒の宿です。


武雄温泉 武雄センチュリーホテル

駅から車で5分。ホテルに居ながら温泉を楽しめるリゾートホテル。スタッフ一同心のこもったサービスでお迎えいたしております。


武雄温泉 御宿竹林亭

四季の移ろいが彩る大自然と西日本随一の名園、御船山楽園のなかに静かに佇む純和風の宿。花鳥風月を愛でながら落ちついた和の世界が広がります。
真湯温泉

真湯温泉(しんゆおんせん)は、岩手県一関市、奥羽山脈の栗駒山の岩手県側の麓に湧く温泉。

国道342号沿いに、原生林や渓流などに囲まれた一軒宿の「真湯山荘」があり、周囲はブナの原生林に囲まれて、近くにはキャンプ場、テニスコート、スキー場などもあります。

昭和33年に須川高原温泉とともに国民保養温泉地に指定され、肌ざわりのなめらかさから「須川の上がり湯、直し湯」と呼ばれ、強酸性の須川高原温泉での湯治後の仕上げ湯古くから親しまれている温泉。

「真湯山荘」の敷地内では、テニスやアスレチックなど、アウトドアスポーツも楽しめます。

真湯温泉は森林浴には最適な温泉で、露天風呂からは渓流に沿ってブナの木々を堪能する事ができ、まったりとした雰囲気のなかで気持ちよい鳥のさえずりも聞こえてきます。

ロケーションとしては、1時間圏内に中尊寺や厳美渓、栗駒山、須川温泉などがあり、厳美渓はとても勇壮な流れがとても印象的な渓谷です。

また、当地名物の郭公団子があり、その渓谷の向こう岸の茶屋から団子が籠に入って滑空してくるというユニークな団子は、ぜひ味わいたいものです。


泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉
源泉温度:56℃
効能:動脈硬化症、創傷、神経痛など

所在地:岩手県一関市

アクセス JR一ノ関駅から岩手県交通バス須川高原行きで1時間、バス停:真湯山荘下車

車アクセス 東北道一関ICから国道342号経由30km

問い合わせ先:一関総合保養センター真湯山荘(TEL:0191-39-2713)
須川高原温泉

『須川高原温泉(すかわこうげんおんせん)』は、栗駒山の中腹、およそ八合目に位置する岩手県一関市厳美町祭畤山国有林内にある秘湯。

春は残雪と新緑、夏は高山植物、秋は紅葉を眺めながらの栗駒山登山に最適な基地としても利用されている温泉地です。

栗駒国定公園内、岩手県と秋田県の県境、標高1126mにあり、温泉地として開けたのは約300年前で、昭和33年に真湯温泉(しんゆおんせん)とともに国民保養温泉地に指定され、一軒宿の「須川高原温泉」があり、露天風呂の千人風呂が有名。

須川高原温泉は、古くから湯治場として親しまれており、湧出量毎分6,000リットル、天然湯100%の温泉宿です。

秋田県側にも温泉があり、須川温泉と名称が異なる名前の温泉があります。

旅館は標高1126mの高地にあるが、展望がきく高原にあるため、「秘湯」といった雰囲気はないが、アクセスの不便さは、まさに秘湯そのもの。

また、奥羽山脈の真っ只中、豪雪地帯にあるため、冬期は休館となります。

このようなロケーションにあるにもかかわらず、須川高原温泉は大変大きな旅館で、一般観光温泉客向けの48室に加え、湯治部の68室があります。

玄関やロビーはシティホテルを思わせる立派なもので、そこから奥に行くと、旅館部と湯治部の建物が長い廊下でつながっていて、浴衣姿に手ぬぐいの中高年男女が大きな売店や食堂、大浴場などの前を行き交い、昔ながらの日本の温泉風景を見せています。

露天風呂は男女別で10m四方ほどの非常に大きなもので、白濁の湯が掛け流し、湧き出たばかりの湯は無色透明だが、すぐに酸化して白濁した色に変わっていきます。

また、目の前には巨大な大日岩がそびえ立っていて、夜間になると美しくライトアップされます。

名物の「千人風呂」はもともと混浴だったが、平成5年に男女別に分割されましが、それでも広さは並ではなく、優に50人が一度に入浴できます。

加温せず水一滴加えない極上の湯、湯は強酸性のなめらかな肌触りなので女性が喜ぶ泉質です。

このほか、須川高原温泉には江戸時代からの名物「おいらん風呂」もあります。

須川高原温泉は、遠くの山が見えたりするわけではないのだけれど、硫黄の香りが漂い、大自然の中に浸かっているっていう気分になる秘湯ですね。


特徴:酸性含硫黄硫酸塩泉(硫酸を主成分とした強酸性)
効能:慢性消化器疾患、リウマチ、性疾患、慢性中毒症、糖尿病、皮膚掻痒症、運動障害、動脈硬化症など

所在地:岩手県一関市厳美町

アクセス:
鉄道・バス:東北本線・東北新幹線・大船渡線「一ノ関駅」から岩手県交通「須川高原温泉」行きで約90分(積雪の為、冬季は運休)
車:東北自動車道一関ICより約80分
夏油温泉

夏油温泉(げとうおんせん)は、北上市西部、焼石岳中腹の渓谷にある北上市和賀町にある温泉で、交通の不便なまさに秘湯。

北上市街から山の中の一本道を渓谷沿いに1時間ほど上ったところにある静かな温泉で、夏油川に沿って曲がりくねった山道の最奧部にあり、渓谷沿いの道が突然開け、山に囲まれたわずかな平地に小さな温泉街が現れてきます。

温泉入口正面の通りの両側には、売店や食堂、マッサージ屋などがひしめき合い、さながら街並みのような光景を形成しています。

冬場は夏油高原スキー場から先の道が、冬期間閉鎖で通行止めとなるため夏油温泉へは行くことはできません。

開湯は850年以上前で伝説によれば、平家の落人の末裔、高橋四郎左衛門が巨大な白猿と戦った翌年、その猿が気になって山中深く入った際に、温泉で傷を癒している姿を見て発見したと伝わっています。

江戸時代の温泉番付では、東の大関と記された名湯で、現在ではブナ林に囲まれた渓流露天風呂が数多くあります。

夏油温泉という変わった名前は、パンフレットによればアイヌ語の「グット・オ(崖のある所)」に由来するそうです。

夏油温泉のほとんどが元湯夏油のもので、「大湯」、「滝の湯」、「真湯」、「疝気の湯」、「女の湯」などがあります。

「大湯」は、りっぱな湯小屋で、大湯も脱衣場は男女に分かれているが中は完全混浴。お湯は透明で非常に熱い。

「滝の湯」は、コンクリートブロックでできた湯小屋で、男女別、外見の風情がないが、川の音を聞きながらのお湯は気持ちいいですよ。

「真湯」は、りっぱな丸太を使った湯小屋で、入り口と脱衣場所は男女別で、風呂は正真正銘の混浴。川岸にあって開放的。お湯はかなり熱く、ナトリウム−カルシウム塩化物硫酸塩泉の56.6度の湯。露天風呂にのぼせると、川原に降りて川の水で足を冷やす人も。川の音と川伝いの風がすばらしく心地いいですね。

「疝気の湯(せんきのゆ)」は小さな露天風呂で、ぬるめの透明なお湯だ。婦人病に効能があるようです。カルシウム−ナトリウム硫酸塩泉(低張性中性高温泉)59度。

夏油温泉「女の湯」「女の湯(めのゆ)」は、夏油川を挟んで真湯の対岸にある混浴露天風呂。川には丸太2本で作った細い橋がかかっていて、川岸の岩に沿って湯船がある。湯は岩の隙間からお湯が涌くので細かい泡が立ちのぼってきて、白濁してややぬるい。

夏油温泉は、立ち寄り湯も可能で、露天風呂に入浴することができます。

なお、かつて温泉街の名物となっていた天然洞窟内の「洞窟風呂」は、温泉は現在も湧出しているが、入浴禁止になっています。


泉質:ナトリウム・カルシウム塩化物泉など
効能:神経痛、リウマチ、皮ふ病など

所在地:岩手県北上市和賀町岩崎新田

アクセス JR北上駅から岩手県交通バス夏油温泉行きで1時間16分、終点下車

車:秋田道北上西ICから県道37号・122号経由30km

問い合わせ先 北上市観光物産課(TEL:0197-64-2111)


夏油温泉の温泉宿

夏油温泉 夏油温泉観光ホテル

数億年前から湧き続ける伏流水、ブナの原生林と夏油渓谷のせせらぎに包まれた素朴で趣深い温泉宿。

夏油温泉 昭和館
◇ 北上・花巻・遠野
◆ 大自然に囲まれた源泉掛け流し露天風呂大湯に最も近い旅館。
粟津温泉 法師

『粟津温泉(あわづおんせん)』は、石川県小松市南部の丘陵地に位置し、東には日本三大霊山のひとつである白山、西には日本海が広がる北陸最古の名湯。

開湯は養老2年(718年)、奈良時代の高僧・泰澄大師(たいちょうだいし)の夢枕に白山権現が現れ、粟津温泉が開かれたと伝えられている古湯です。

山中、山代、粟津、片山津温泉を合わせた「加賀温泉郷」では、開湯約1300年という一番古い歴史があり、温泉街の発展とともに時間を刻んできたのが、創業約1,300年温泉の開湯当時に創業というギネスブックにも認定されている世界最古の宿「法師」が有名

門前にそびえたつ「黄金杉」は、粟津温泉をこよなく愛した加賀百万石の名君・前田利常が古刹那谷寺へ参拝の際に植えたものと伝えられ、温泉街のシンボルとして今日も粟津の町を見守り続けています。

また、文豪の田山花袋は、全国の温泉を歩いた著書「温泉めぐり」の中で「粟津温泉は一番静かで居心地がよかった」と紹介しています。

粟津温泉の湯は、美肌つくりに良いとされる芒硝泉で、無色透明の純度100%、新鮮な湯は飲用することもでき、口に含むとほのかな塩の香りと酸味を感じます。

共同浴場の「総湯」を中心に各旅館が自家掘りの源泉を持ち、宿によって泉質と泉温が微妙に異なるため粟津湯めぐりを楽しむのもいいでしょう。

粟津温泉は、保養、湯治向けの湯として長く知られてきましたが、今日では文化や歴史、伝承を重視したおっしょべ節」や「いで湯太鼓」などを代表するイベントに力を入れており、北陸を代表する人気温泉です。

前田利常や花袋が愛した温泉情緒溢れる北陸最古の名湯が、今もなお訪れた人々を癒し続けています。


泉質:芒硝泉
泉温:40〜52度
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、胃腸病、高血圧症、肩こり、冷え性、皮膚病、リウマチ、慢性消化器病など

所在地:石川県小松市粟津町
アクセス:
JR北陸本線「粟津駅」から「粟津温泉行」のバス約10分「粟津温泉」下車
金沢駅より北陸鉄道温泉特急バス(山中温泉行き)で「粟津温泉」下車
JR北陸本線加賀温泉駅より車で15分

問い合わせ先:粟津温泉観光協会(0761-65-1834)

粟津温泉のおすすめ温泉宿

粟津温泉 法師

開湯養老2年伝承1300年46代、日本最古の旅館です。静かな四季の宿として真の温泉情緒が旅の疲れをほぐしてくれます。


粟津温泉 辻のや花乃庄

天然の川が庭園内を流れ、四季を通じて花が咲き乱れる様は、お客様を魅了致します。8万平方メートルの庭園にパター27ホール・テニス2面あります。


粟津温泉 喜多八

岩組みの打たせ湯、露天風呂と大浴場でのんびりと当館自慢の新和風料理でほっこりくつろぎの宿でゆっくりとお過ごし下さい。


粟津温泉 露天のゆ金閣

北陸では露天風呂ブームの魁となった宿です。石彫壁の大浴殿と共に温泉情緒を心ゆくまでお楽しみ下さい。


粟津温泉 湯元かみや

自然美あふれる宏大な庭園に囲まれた30代続く閑静な宿。自家源泉の湯質は粟津一の定評を持ち、広い大浴場や洞窟廊下を通る庭園露天風呂が好評です。


標高870mの箱根の高原にあり、かつての箱根七湯の一つに数えられる『芦之湯温泉(あしのゆおんせん)』の歴史は古く、鎌倉時代の弘安3年(1280)に行者たちが信仰的な湯治場として利用されていたと伝わる古湯です。

芦之湯温泉は、箱根駅伝でお馴染みの国道一号線最高地点近くの温泉郷で、江戸初期に開拓が始まり、現在のような温泉場ができると、やがて本居宣長や賀茂真淵、歌川広重、鳥居清長などの文人墨客が訪れるようになり、多くの人々に愛されてきました。

平成13年には、本居宣長が湯治に訪れ、文人墨客が集まって詩歌を詠んだ『東光庵』は現在は完全に復元されて見学が可能になりました。

明治維新の立て役者の西郷隆盛や勝海舟などもこの芦之湯温泉をこよなく愛し、夏場の保養地としても最適。

温泉は単純硫黄泉、含硫黄カルシウム硫黄塩泉の2種類があり、皮膚病に効能があるとされています

箱根温泉郷は、『箱根山のドイツ兵』など、箱根にちなんだ著書も数多くあり、国指定史跡の『元箱根石仏群』など、箱根の中でも歴史に触れることができる温泉場として人気があります。


所在地:神奈川県足柄下郡箱根町

アクセス 箱根登山鉄道箱根湯本駅から箱根登山バス・伊豆箱根バス元箱根・箱根町方面行きで29分、バス停:東芦ノ湯下車
車:東名高速厚木ICから小田原厚木道路、国道1号経由48km

問い合わせ先 箱根町観光協会(TEL:0460-85-5700)

泉質:単純温泉、単純硫化水素泉
効能:皮ふ病、胃腸病など


芦之湯温泉周辺のおすすめ宿

芦之湯温泉 美肌の湯きのくにや

江戸の昔より温泉宿として280余年、効能自慢の硫黄源泉を様々な13の湯舟で堪能できます。館内の書画展示など歴史に浸る旅情の湯宿です。


芦之湯温泉 きのくにや遊仙観

江戸の昔より温泉宿として280余年、効能自慢の硫黄源泉を様々な13の湯舟で堪能できます。館内の書画展示など歴史に浸る旅情の湯宿です。
塔乃沢温泉

箱根『塔ノ沢温泉(とうのさわおんせん )』は、箱根湯本駅から箱根登山鉄道でわずか一駅、湯本温泉から600mほど上がった早川をさかのぼった山あいに湧く温泉で、古くから水戸光圀、伊藤博文などの著名人が数多く訪れ、島崎藤村の小説「春」の舞台にもなった由緒ある温泉地。

奈良時代の738年に開湯したと言われる歴史ある温泉地で、江戸時代から箱根七湯のひとつに数えられ、古き良き温泉文化を今に伝える貴重な温泉地です。

江戸時代には、弥次郎兵衛、喜多八の東海道旅行記「東海道中膝栗毛」にも登場し、水戸光圀や伊藤博文、島崎藤村など文人達も訪れている温泉地。

早川沿いには明治・大正時代の木造和風建築の老舗温泉旅館が建ち並んでいて、時間が止まったかのようなノスタルジックな雰囲気を漂わせています。

いくつかある吊橋から記念撮影やスケッチをする観光客も多く、山間の閑静な雰囲気は、新緑や紅葉シーズンの彩りは鮮やかで、渓流との調和も見事で旅人の目を楽しませてくれます。

泉質は、無色透明で肌にもやわらかなアルカリ性単純泉。

早川の渓流を望む湯宿で瀬音を聴きながら湯浴みを愉しめば、この地を愛した明治から昭和の文人達、そして江戸時代の湯治客達の姿が偲ばれる。

塔之沢温泉の湯を楽しんだ後は、歴史探訪を兼ねて浴衣姿で街中に点在する史跡を散策すれば、浴衣と下駄の音がよく似合うレトロな温泉情緒を満喫できますよ。

塔之沢温泉の早川のせせらぎと迫りくる山々に囲まれた自然豊かな環境は、都会の喧騒を忘れてリフレッシュするのにぴったりですね。


泉質:アルカリ性単純泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、美肌、消化器疾患、痔疾、五十肩など


所在地:神奈川足柄下郡県箱根町塔ノ沢
アクセス:箱根登山鉄道「箱根湯本駅」からバス約5分

問い合わせ先: 箱根町観光協会(0460-5-5700)


塔ノ沢温泉周辺のおすすめ宿

塔乃沢温泉 鶴井の宿紫雲荘

ホテルオークラ創始者大倉男爵別邸跡、早川の渓流に面し、緑深い木立ちは四季折々の美しさを見せてくれる。川沿いの風情を味わえる露天風呂。


塔乃沢温泉 環翠楼

渓流沿い木造四階建、銘木を集めた純日本旅館。泉質秀れ24時間入浴、神経痛・胃腸病に効きます。料理は月替り献立褒石風。四季を通じ楽しめる温泉です。
後生掛温泉

『後生掛温泉(ごしょがけおんせん)』は、秋田県鹿角市にある荒涼たる風景と湯煙に包まれた後生掛温泉旅舘に湧く湯で、「馬で来て下駄で帰る後生掛」と謳われたように、昔から効能の高い湯として知られています。

岩手県と秋田県県境の八幡平山頂から少し西側に位置し、八幡平アスピーテライン沿いにあり、山の中にしては比較的交通の便がよく、泥湯、木箱の蒸し風呂、打たせ湯など、バラエティに富んだ湯浴みが楽しめるのが魅力。

後生掛温泉は昔からの湯治宿で温泉名は、「具合が悪くて馬で来た人が、この温泉のおかげで歩いて帰れるようにまでなった」という話に由来、一軒宿の後生掛温泉旅舘があり「本館」「新館」「湯治棟」に分かれています。

日帰り入浴できる大浴場には「箱蒸し」、「打たせ湯(滝風呂)」、「火山風呂(気泡浴)」、「泥風呂」など、7つの風呂があり、大浴場はかっては全て混浴であったが、今は男女別の湯になっています。

木製の箱の中に頭部だけ出して入り、蒸気で温まる「箱蒸し風呂」は、昔、「原始トルコ風呂」と呼ばれていたころから後生掛温泉の名物です。

宿の裏側には泥を吹き上げる墳気口や泥火山などを観察できる自然遊歩道があり、源泉は4種類、酸性単純硫黄泉で、腰痛や神経痛などに効果があります。

湯治宿の面影を色濃く残す湯治棟は自炊が基本で、宿舎の床下に蒸気を通して暖める「オンドル構造」になっていて、自室で寝ているだけでも湯治効果があるようです。

後生掛温泉旅舘は焼岳の登山口にもなっていて、高温の源泉を利用して作られる温泉たまごが名物。


泉質:酸性硫黄泉
効能:神経痛・リウマチ・慢性婦人病、胃腸症、喘息など


所在地:秋田県鹿角市八幡平熊沢国有林

アクセス:JR田沢湖駅から羽後交通バス八幡平頂上行きで1時間52分、バス停:後生掛温泉下車
自動車:東北道鹿角八幡平ICよりアスピーテライン経由、40分

問い合わせ先 後生掛温泉旅館(TEL:0186-31-2221)


後生掛温泉周辺の宿

後生掛温泉 八幡平グリーンホテル

国立公園八幡平ブナに囲まれた掛け流し露天風呂は新緑紅葉と四季の景観が楽しめ、露天風呂付客室別館は自分たちの贅沢なひと時をお過ごし頂けます。


後生掛温泉 後生掛温泉旅舘

泥火山、大噴煙に囲まれた火山地嶽と温泉天国の里。総木造りの大浴場では泥風呂・箱蒸し風呂など七種の入浴をお楽しみいただけます。
二岐温泉

『二岐温泉(ふたまたおんせん)』は、栃木県と福島県の県境、標高1544mの二岐山東麓に広がる天栄村の奥に湧く秘湯。

天栄村は、春は山菜、秋はキノコなど山の幸の宝庫であり、二岐登山の基地としても利用される、静かないで湯の里です。

二岐温泉の開湯は、平安中期の安和2年(969)と伝わっていて、千年を超える歴史を誇る古湯で、源泉はブナやあすなろの原生林に覆われた二岐川沿いに点在しており、渓流沿いの露天風呂を持つ宿も多い。

「秘湯」という言葉は、二岐温泉が発祥の地なのだそうで、二岐温泉にある旅館、「大丸あすなろ荘」の館主は日本秘湯を守る会の会長を務めていることでも知られています。

二岐川の渓流に沿って温泉宿が点々と並び、ブナやアスナロの原生林に覆われた山奥には平家落人の里との伝説も残っていて、渓流沿いに湧く露天風呂では新緑、盛夏、紅葉、雪景色と、どの季節でも手付かずの自然に抱かれ野趣あふれる湯浴みを楽しめます。

二岐川の川底や河原から自然湧出する湯は豊富な湯量を誇り、掘ればすぐに湧き出ると言われるほどで、どの宿でもかけ流しの湯を楽しめ、温泉街随一の古い建物の日帰り入浴施設「湯小屋」では、岩盤の亀裂から自噴泉が湧き出る岩風呂、渓流沿いの露天風呂など野趣あふれる湯殿、特に露天風呂は鬱蒼とした原生林と二岐川の流れにすぐ手が届きそうなロケーションで、まるで野湯を楽しんでいるかのようで、自然に溶けこみ一体になったような気分を味わえます。

二岐温泉は、江戸時代には南会津の「隠し湯」といわれ一般の通行を禁じていたこともあり、正真正銘の秘湯として、その秘湯の雰囲気に憧れて訪れる人も多く、何度来ても満足できる温泉、人に薦めたい温泉と温泉ファンからの評価も高い温泉。

車の騒音もなく人の声さえ聞こえない、動くものは、川の流れと注ぎ込まれる温泉、そして裸の自分のみ。

だが、露天風呂に浸かっていれば、心と体を緊張を真っ白に解き放ってくれます。

二岐温泉は、日常の煩わしさまでスッキリ洗い流してくれそうな、まさに秘湯です。



泉質:硫酸塩泉、アルカリ性単純泉
効能:神経痛、筋肉痛、腰痛、胃腸病、冷え性、皮膚病、動脈硬化症、やけど、不妊症など

所在地:福島県岩瀬郡天栄村湯本下二俣

アクセス: 東北新幹線「新白河駅」からタクシー約50分
JR東北本線・東北新幹線新白河駅から送迎バスあり
車:東北自動車道白河インターチェンジから70分。

問い合わせ先:天栄村観光情報センター(0248-85-2222)


二岐温泉の温泉宿
二岐温泉 桂祇荘
◇ 中通り(須賀川・白河・二本松)
◆ 二岐温泉はひなびた山の出湯(秘湯)という素朴な味わいで親しまれております。お料理は山川料理です。

二岐温泉 大和館
◇ 中通り(須賀川・白河・二本松)
◆ 二岐の山懐に抱かれた山菜と岩魚料理の湯宿又秘湯という造語発祥の地であり登山や釣りのお客様にも最適です。

二岐温泉 旅館 ふじや
◇ 中通り(須賀川・白河・二本松)
◆ 紅葉や新緑はもちろん、冬には雪見風呂と四季折々の自然が楽しめます。主人自ら採集した山の幸がおいしい宿。

二岐温泉 湯小屋旅館
◇ 浜通り(いわき・原町・相馬)
◆ 「たいくつ」が贅沢に変わる湯宿!花見月見雪見の渓流野天風呂”

二岐温泉「大丸あすなろ荘」
日帰り入浴/可能 735円 11:00〜14:30


最後の聖泉


命からがら


誰も行(い)けない温泉前人未湯


小さな鉄道小さな温泉
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